【内容紹介】
殺人事件現場となった豪邸やカオスな私設テーマパーク、廃寺、宗教施設など……。心霊よりも恐ろしいリアルで生々しい恐怖体験が味わえる廃墟物件譚。
打ち捨てられた物件から立ち上る、かつて棲んでいた住人たちの妄執や狂気、悲哀、そしてすさまじいまでの不気味さ──著者は五感をフルに使って丹念にそれらを炙り出していく。そして明らかにされる、心霊現象より生々しい現実とは──。
【著者紹介】
栗原亨
1966 年生まれ。樹海及び廃墟探検家。30 年以上にわたり約 1800 箇所の廃墟を巡り、青木ヶ原樹海にて 70 体以上の自殺遺体を発見。著書に『廃墟の歩き方』(イースト・プレス)、『新・廃墟の歩き方』(二見書房)、『廃墟紀行』(マガジンランド)など多数。共著に『日本の廃墟』(インディビジョン)、『ニッポン地下観光ガイド』(アスペクト)、『実話怪談 樹海村』『実話怪談 牛首村』(竹書房)などがある。近年はテクニカルダイバーの資格を取得し、海中の廃墟である沈船を30隻以上探索。