子どもの凶悪犯罪は、親によって生み出されるのか?
【内容紹介】
私たちの想像を絶するような「異常行為」の原点は、彼らがまだ乳飲み子であったころまで遡る可能性が高い。
そして、多くの場合、その環境の主役は「親(特に母親)」なのである。
日本のモデル国としているアメリカでは、凶悪犯罪に枚挙にいとまがないことは周知の事実である。
そのような罪を犯す者たちはなぜ「凶悪犯」となってしまったのか?
著者は、その答えを見つけるため数多くの「アメリカの凶悪犯」たちと実際にコンタクトを取り続けてきた。
そこから見えてきた日本の凶悪犯罪者たちとの共通点とは?
0~三歳の「臨界期」呼ばれる時期に、どういう家庭環境と家庭内力学が関係していたのか?
これらをつぶさに探ることから見えてきた、凶悪犯罪者を生み出す真理を解き明かす。
【著者紹介】
阿部憲仁
1964年生。国際社会病理学者(桐蔭横浜大學法学部教授/府中刑務所篤志面接員)。
アメリカと日本の「究極の凶悪犯罪」の研究をもとに、真の「社会の安全」と「人間の幸せ」のあり方を提言。
数多くの「究極の凶悪犯」たちと直接やり取りを交わす一方、広島・長崎の被爆者代表を初めてノーベル平和賞に招待。
罪を犯す者たちの考え方に精通するDr.クリミナル。
著書に『人格形成は3歳まで』(青志社)、「無差別殺人者の正体」(学文社)などがある。